革命のファンファーレとパラグライダー
タイトルは気にしないでください。
特に深い意味はないです。
流行ってるものはキャッチしておこうということで
革命のファンファーレ読みました。
予約販売していたので、9月29日にamazonで予約購入して
10月1日の発売と共に配送されたので即一読
なるほどなあと。
ここまで言葉として、言語化する能力が抜群に高くすごいなと思ったのと、文章が読みやすく、中に引き込まれる感覚があるのは、そこに書かれていることが
”生”
だから。
”生”の情報は面白いし引き込まれる。
実際にやっていき事実ベースのことが書かれているので話が具体的で、面白い。
とりあえず、読んでください。
クラウドファンディングへの挑戦
実は自分でもクラウドファンディングをやったことがあったので、実体験と重ね合わせながら読んでいた部分がありました。
当時はまだクラウドファンディングが世の中にほとんど認知されておらず
単純に企画者の想いや、プロダクトの物珍しさにお金を払っていた程度のもので、えんとつ町のプペルでおこなったそれとはまた違う。
ぱっと見た瞬間に好きになったこの絵もそうだし
今の時代の世の中を比喩した中身、ストーリーも読む度に深みを感じる。
スキーの選手として行ったクラウドファンディングでは
”クラウド”
とは程遠い、リアルな場での発信が鍵でした。
何度もプレゼンを重ね、想いを伝え、決済の場がインターネットの場にあっただけ。
結局は人と人との繋がりで、自分が言っていた
”オリンピックに出る”
という言葉を”信じてくれた”量が結果に現れました。
20歳の時に行ったクラウドファンディングでは30万円を越える金額を出して頂き
貴重な遠征費用に使いましたが、パラグライダーの仕事と、アルバイトを3つ掛け持ちして
お金を貯めながら遠征費を稼いでいた自分には本当に大金。
そのお金があったおかげで1ヶ月(744時間)を自由に使う余裕が生まれ
引退する年にはアジア大会で準優勝することができるまでになれたのは
クラウドファンディングがきっかけだったと今でも感謝しています。
お金はもちろん、それよりもその時繋がった人とのつながりにこそ価値があったと
集まったお金以上に価値を感じています。
絵本の無料公開と疑似体験
タイトルの話にもどりますが
今回、革命のファンファーレを読んでいて絵本の無料公開のことを初めて知りました。
ざっくりいうと、絵本の中身を全て無料で公開してしまおう!ということ
絵本購入のターゲットになる世のお母さんたちは本屋でじっくり立ち読みしてから
購入するかどうか決めているのだから、いっそのこと、スマホで立ち読みしてもらおう、と。
いや、まさに。
こうして言葉にしてみると、至極単純でなんでもないようなことに思えますが
出版業界の絵本の人達からしたらあり得ないことだったんでしょうね。
この話を聞きながらぼくがやっているパラグライダーに当てはめ考えていたのが
”動画による疑似体験”だ。
これね
僕らパラグライダー業界はメディアとの戦いと言っても過言ではない。
年間何千回と安全なフライトが行われている中で
たった一回の事故が取り上げられ、ニュースで何度も放映される。
たった一回の事故が。
世の中に車が登場した時に、人が何人も死んで、批判されたが
結局は利便性が勝ち、今も毎日のように起きている交通事故は
”起こってしまうこともあるから仕方ない”
といった具合で、誰も気にもとめていないのが実際のところ。
パラグライダーだって安全なんだぞ。 声を大にして言いたい。
西野さん、飛んだことあるのかな? 東京から日帰りで行けるから是非一緒に飛びたい。
でも、こうした動画による疑似体験ができるようになったおかげで、パラグライダーを体験する人は、実際に何が行われるかを事前に想像。
安全を確認した上で、パラグライダー体験の予約に踏み込むことができる。
これは、えんとつ町のプペルをインターネット上で無料公開して、購入者のハードルを下げたこととなんら変わりはない。
ただ、ここまで戦略的に、緻密な計算のもと行っていたわけではないので
今回、革命のファンファーレを読んで、僕は感動した。
ここまでマーケティングを言語化できるのかと。
なんだか思ったことを連々と書いていたら
まとまらない文章になってしまったのでそろそろ締めようかと思いますが
まあ、何が言いたかったというと、時代は変わるってこと。
働き方も、生き方も、お金の稼ぎ方も、全部今までの常識が非常識になる時が
もう目の前に繰り広げられていることにみんな気づいていない。
気づいている人は動いている。
気づいている人は努力している。
気づいている人は生きている。
こんなに自由な世界に生まれたことに感謝しながら、今日も一日を感謝で締めくくりたい。
みんな、空飛んでみたら、星が見えるかもしれないよ! 空飛ぼう!